ウイングトラベル
シンガポール政観、食のプロモーション強化
成城石井とコラボ、8月にフードフェア開催
シンガポール政府観光局(STB)は日本でシンガポールの食に着目したプロモーション活動を一段と強化する。シンガポール料理の惣菜を数多く取り扱う成城石井の原昭彦社長を日本で初めての「フーディ・パーソナリティ」に任命するとともに、8月に成城石井の店舗や同社が運営するワインバーでシンガポールフードフェアを開催すると発表した。
6月11日には都内でシンガポールの食に関するイベントを実施。STBから原社長にフーディ・パーソナリティの任命状を手渡したほか、シンガポール観光大使を務める俳優の斎藤工さんが来場し、シンガポールの食の魅力についてトークショーを開催した。
イベント冒頭でSTBのマーカス・タン北アジア局長があいさつに立った。タン局長は「昨年シンガポールの日本人訪問者数は前年比4.6%を記録し、過去5年間で最高となった。また、今年4月単月では30%増を記録した」と述べ、シンガポールの観光を取り巻く環境が好調である点を紹介した上で「シンガポールの国民は食に対する関心が非常に高い。最近ではシンガポールのホーカー(屋台)文化をユネスコの世界無形文化遺産に登録する動きもあるなど、食に対して高い情熱を持っている。食はデスティネーションの魅力を高める強い証しであると考えており、これまでに日本でも様々な取り組みを行ってきた。今回、成城石井とのシンガポールフードキャンペーンが控えていることをうれしく思っている。この取り組みでは日本におけるシンガポールフードの品揃えにおいては過去最大になるだろう」と今回のキャンペーンに対する強い意気込みを語った。
タン北アジア局長に引き続き、柴田亮平日本支局長がシンガポールの食の魅力について紹介した。シンガポールの料理は多民族国家ならではの多種多様な料理が楽しめるほか、屋台料理からミシュランの星付きレストランまで、あらゆる予算で質の高い料理が楽しめる点をアピールした。また、毎年7月には「シンガポール・フード・フェスティバル」が開催され多くの人で賑わうほか、今月には「世界のベストレストラン50」がシンガポールで発表されることを紹介した。
※写真=シンガポール政府観光局のマーカス・タン北アジア局長(写真左)から成城石井の原昭彦社長に「フーディ・パーソナリティ」の任命状が手渡された
観光大使の斎藤工さんも食の魅力をアピール
「店の数だけ、オリジナリティがある」
※写真=実際にシンガポール料理を口にしながら魅力を語る斎藤工さん