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2019.06.13

ウイングトラベル

TAT、今年の訪問者数目標は180万人

バンコク以外への航空便開設にサポート

 タイ国政府観光庁(TAT)は、今年の日本人訪問者数180万人達成へ向け、日本からバンコク以外への航空便開設にサポートを行う意向だ。東京事務所のパッタラアノン・ナチェンマイ所長がTTCJ(Tourism & Transportation Club of Japan)の例会で明らかにしたもの。同氏は「日本とタイの間で双方向交流が進み、現在日本からタイへ、LCCやレガシーキャリアが数多くのフライトを運航しているが、すべてバンコクへのフライトとなっている。航空会社にはぜひバンコク以外の都市への乗り入れを検討して頂きたい」と強調。TATではバンコク以外のタイ各地への需要喚起に努めており、新たな航空便開設を契機にその流れを加速させたい意向だ。
 日本からタイへの訪問者数は、昨年165万人を記録。一方、タイから日本へは、昨年113万人が訪れ、「日本とタイの間で年間270万人以上が往来しており、今年は300万人に達する」(東京事務所藤村喜章マーケティング・マネージャー)勢い。ただ、「タイからのインバウンド需要の伸びが強く、日本からタイへの需要が弱い」のが現状だ。

 

※写真=TTCJ例会の様子。TAT東京事務所パッタラアノン・ナチェンマイ所長が挨拶