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川崎重工、DHCよりH145//BK117D-2を1機受注
国内4機目の受注、ホテル送迎用に使用予定
川崎重工はこのほど、ディーエイチシー(DHC)よりH145//BK117D-2を1機受注したことを明らかにした。BK117D-2(川崎重工販売機)としては国内4機目の受注となる。DHCでは運営しているホテルへの旅客輸送などに使用される予定という。
D-2型は川崎重工とエアバスが共同開発したヘリコプタ-で、従来のC-2型の機体構成を継承しながら、コンピューター制御の新型エンジン、最新の統合計器、ダクテッドファン形式のテールローターなどを採用し、高高度(高地)でのホバリング性能向上、4軸オートパイロットの導入などパイロットの負荷軽減、さらにクラス最高の機内静音性などを実現している。
BK117はドクターヘリ、消防・防災、警察、報道など多用途に活用されている中型双発ヘリで、コンパクトな機体と広いキャビンスペース、キャビン後部が左右に開くカーゴドアなどの特徴を持つ。国産ヘリコプターとしては1983年の初号機納入以来、2019年6月17日現在で178機を販売している。エアバス・ヘリコプタ-ズの納入分を合わせると全世界で1500機以上の納入機数に達している。
※写真=H146//BK117D-2ヘリコプタ-(提供:川崎重工)