ウイングトラベル
田川JATA会長が韓国・江原道の名誉道知事に
JTB、HIS、阪急交通社中心に送客キャンペーン
日本旅行業協会(JATA)の田川博己会長が韓国・江原道(カンウォンド)の名誉道知事に任命され、6月18日、江原道の鉄原(チョロン)平和展望台で委嘱式が行われた。会場には、田川会長の顔写真入りの歓迎横断幕が多数掲げられ、式典では崔文洵(チェ ムンスン)江原道知事から田川JATA会長に対し、名誉道知事の委嘱状が授与されたほか、名誉道知事の名刺が手渡された。これに伴い、江原道、JATA、韓国観光公社(KTO)の3者は共同で、江原道への送客促進キャンペーンを開始。今年6月から1年間にわたり、JTB、HIS、阪急交通社の3社が中心となって、各社それぞれ1000名を送客目標に新商品開発、販売促進プロモーションなどを展開する。江原道は、2018年の平昌冬季五輪開催を契機に、ソウルからのアクセスやホテルが格段に整備されており、2019年は江原道への外国人旅行者数の目標人数を300万人に設定、うち20%に当たる60万人を日本から誘致すべく、プロモーションや受入体制整備を強化する方針だ。
今回、田川JATA会長が委嘱された江原道の名誉道知事とは、江原道の経済や文化等の発展に著しく貢献し、今後も持続的な関心や支援を依頼する目的で、議会での議決など厳正な手続きを経て委嘱しているもの。2012年以来、これまでに46名が委嘱されているという。田川JATA会長は日韓観光交流への貢献から、2010年に「大韓民国産業褒章」を授与されているが、今回は平昌冬季五輪の成功やチャーター便を通じた襄陽国際空港の活性化などに寄与した功績から、江原道の名誉道知事に委嘱された。
※写真=江原道の名誉道知事に委嘱された田川JATA会長(左)と、崔文洵江原道知事
崔文洵江原道知事、江原道が交流の中心地に
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年内に国内線・国際線就航計画、日本就航も視野
江原道、2019年は外国人観光客300万人目標
日本は20%占める60万人目標、受入体制充実
委嘱式であいさつした崔文洵江原道知事は、「平昌冬季五輪に単一国家として最も多くの観戦客を送ってくれたのが日本。ソチ五輪の5倍もの送客をしてくれた」として、平昌五輪の成功を大きく後押ししてくれたことに感謝の意を表した。
その上で、「平昌冬季五輪の最大の成果は、南北の和解、平和への取り組みが前進したこと。タンチョウヅルは江原道を象徴する鳥だが、ツルは越冬するために、鉄原、日本、北朝鮮などを自由に行き来する。タンチョウヅルのように、日本、韓国、北朝鮮を行き来する中心が、鉄原、江原道となることを祈っている」と述べ、江原道が平和と交流の中心地となることを期待した。
※写真=委嘱式で固い握手を交わす。左から、朴ロッテJTB代表、越智JATA事務局長、崔江原道知事、田川JATA会長、呉KATA会長、金KTO海外マーケティング室長
※写真=田川会長の顔写真入りの横断幕の前で祈念撮影
※写真=ソイ山展望台でDMZ平和観光について説明を受ける
※写真=江原道の鄭日燮観光マーケティング課課長