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福田政務官、ドイツ訪問し防衛産業分野で協力推進
P-1出展したILA2018視察、海外初のデモフライト
福田達夫防衛大臣政務官は4月28日から5月1日の期間にドイツを訪問し、ドイツ国防省のビューラー防衛計画局長およびスターヴィツキー装備局長と会談し、今後は防衛装備当局間に加えて日独防衛産業間でも協力の可能性を探求していくなど、日独双方で協力に前向きな姿勢が示された。
このたびの福田政務官のドイツ訪問では、P-1哨戒機をベルリン国際航空宇宙ショー(ILA2018)へ出展したことに伴って、ショーの視察も実施された。ドイツ国防省のビューラー、スターヴィツキー両局長と行った会談では、ドイツ側から航空ショーへのP-1参加に謝意が示され、防衛産業間での協力の可能性を探求していくことが有意義との考えが示された。一方で福田政務官は、ドイツ側からの招待とショーへの参加支援に感謝の意を述べると、今後両国間での防衛装備・技術協力について、促進していきたい考えを示した。さらに、P-1など日本製の防衛装備品の技術力の高さをアピールした。
ILA2018では、P-1・2機の地上展示とデモフライトを視察した。P-1が海外でデモフライトを実施するのは初めてのこと。福田政務官は同機について隊員から説明を受け、関係者を激励した。また、防衛装備品などに関係する技術動向について、海外企業の展示ブースを中心に視察した。また、ドイツのラインメタル社などから、装備品や企業の取組みなどのブリーフィングを受けるとともに、意見交換を行った。
ILA2018は、1909年より開催される航空宇宙展示会。1960年以降隔年開催され、民間・防衛用の航空宇宙分野の製品や技術が展示される。今回防衛省は、海上自衛隊のP-1哨戒機を2機派遣し、地上展示だけでなく、海外初の飛行デモンストレーションを実施。また防衛装備庁では、P-1の地上展示機に隣接して展示ブースを設置して、日本の防衛装備に関する施策や、技術力の発信を行った。
※写真=ドイツ国防省のビューラー、スターヴィツキー両局長と会談した福田政務官(提供:防衛省)
※写真=ILA2018へ出展した防衛装備庁ブースの様子(提供:防衛省)
※写真=ILA2018へ展示されたP-1(提供:防衛省)
※写真=福田政務官はP-1クルーを激励した(提供:防衛省)