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ボーイング、大逆転の737MAXを大量200機受注
IAGが737MAX揺らぎ払拭、MAXは逆風からの起死回生
【パリ発=伊藤学】737MAXで苦境に喘ぐボーイングが、開催中のパリエアショーで逆転の一打を放った。737MAXの200機もの超大量受注だ。ボーイングは6月18日(仏現地時間)、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)との間で737MAXを200機受注することで合意(LOI)したことを発表した。ボーイングのカタログ価格では、実に240億ドルもの契約となる。
737MAXの墜落事故以降、MCAS問題で揺らいでいるボーイング。ここ最近、受注もパッタリと途絶えていた。6月17日に始まったパリエアショーでも、初日の旅客機受注は「ゼロ」。737MAX問題や米中貿易紛争の影響で市場全体に警戒感が広がっていることもあって、会場に集うジャーナリストたちの間にも「やはり」という雰囲気が漂っていた。
改名なども取り沙汰されるなど、暗雲が漂うなかでのビッグニュース。IAGといえば、ブリティッシュ・エアウェイズ、エアリンガス、イベリア、ブエリング航空、そしてレベルといった航空会社を傘下に有する一大グループだ。そのIAGがMCASという問題が未だ解決されていないなかで、737MAXをコミットメントしたかたちだ。
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