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スクラムジェット推進極超音速ミサイルを共同開発
DARPA事業でレイセオンとノースロップ・グラマンが合意
レイセオンとノースロップ・グラマンは6月18日、レイセオンの空気吸い込み(エアブリージング)式極超音速ミサイルの動力として、ノースロップ・グラマンのスクラムジェット(scramjet)燃焼器を統合し、開発、製造するためのチーミング合意に調印し、数年間にわたる共同事業を推進していくことを明らかにした。これは米DARPA(国防高等研究計画局)と空軍の共同事業であり、空中発射の極超音速巡航ミサイルの製造可能性、価格妥当性(affodability)、有効性を確保するための、2億ドルの「極超音速空気吸い込み兵器コンセプト(HAWC)」事業の下に実施される。
合意により両社の能力を結合することで、極超音速(マッハ5以上)のビークルの開発を加速し、次世代の戦術ミサイルの開発可能性を実証する。
※画像=極超音速ミサイルのコンセプト画。(提供:レイセオン/ノースロップ・グラマン)