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スカイガーディアンが試験飛行100回超す
2020年に英空軍にプロテクターRD Mk1として納入へ
ジェネラルアトミクス・エアロスペースシステムズ(GA-ASI)は先頃、同社で開発中のMQ-9Bスカイガーディアン遠隔操縦航空機が飛行試験100回を越えたことを明らかにした。同機は英空軍の「プロテクター」RG Mk1計画の一部として、2020年初頭に初号機の引き渡しを目指して開発を進めているもの。
ベルギー政府もベルギー防衛のため、同国の無人航空機システム要求に合致するものとして、スカイガーディアンの取得について交渉を行っている。また、オーストラリア国防軍も同機の採用を考慮しており、プロジェクト・エア7003計画として無人航空機システムの供給元にGA-ASIを選定している。
スカイガーディアンは2016年11月の初飛行以来、様々な飛行を急速に達成してきた。開発は5年間の自社資金計画の結果である。2017年5月には48.2時間の連続長時間耐久飛行試験を中高度で初めて成功した。2018年11月には大西洋横断飛行も達成している。2018年9月からは挑戦的な開発負荷を軽減するため、2機目の社有スカイガーディアンが試験飛行に加わっている。
NATOなどのT/C取得目指す
レーダーやTCASで衝突自動回避
※画像=MQ-9Bスカイガーディアン(提供:GA-ASI)