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2019.06.27

ウイングトラベル

訪日中国人1000万人時代へ需要変化に対応  

中連協総会、ビザ緩和へ失踪防止対策を

 中国からの訪日観光客の受入手配を行う日本側指定旅行会社が加盟する「中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会」(中連協)は、6月26日に第20回総会を開催した。総会では、中国からの訪日観光客1000万人時代が現実味を帯びる中で、旅行者の需要変化に対して適切に対応できるような取り組みを強化していく必要性が指摘された。また、観光庁や外務省などの関係省庁は会員各社に対して、中国人旅行者に適正に旅行してもらうことや、さらなるビザ緩和に向けて、失踪防止対策や身元確認に対する責任ある対応と協力を求めた。

 

 吉村会長「時代の潮流に応じた受入体制を」
 旅行形態、消費動向とも急激な変化に対応

 総会冒頭にあいさつに立った吉村久夫中連協会長は「昨年の中国からの訪日旅行者数は前年比14%増の838万人となり800万人の大台を突破した。さらに今年1〜5月も10.8%増となるなど順調に推移している。また、旅行客の内訳を見ると全体の68%が個人旅行客となっている。また、消費額を見ても買い物の構成比が6ポイント程度減少してきている」と述べ、中国人訪日旅行の内容が刻々と変化している状況である点を強調した。

 

 旅行を楽しみ、適切に帰国してもらう環境を
 観光庁峯松課長補佐、身元確認の徹底を要望
 電子ビザ導入に向けてシステム開発中
 外務省柘植課長補佐、戦略的なビザ緩和継続
 来年にも訪日中国人1000万人実現
 王偉中国駐東京首席代表、青少年交流促進へ
 セミナーを開催、観光庁と出入国在留管理庁が講演
 訪日旅行の現状と外国人受入状況に関して説明

※写真=中連協の吉村久夫会長

 

※写真=観光庁国際観光課の峯松宏明アジア市場推進室課長補佐

 

※写真=外務省領事局外国人課の柘植亮司課長補佐

 

※写真=中国駐東京観光代表処の王偉首席代表

 

※写真=出入国管理庁の永見貴信出入国管理部出入国管理課法務専門官

 

写真=中連協総会の模様