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陸自東方隊、女性自衛官教育隊卒業式を実施
女性自衛官485名が前期教育を修了、後期教育へ
陸上自衛隊・東部方面隊は6月30日、朝霞駐屯地で女性自衛官教育隊の卒業式を実施した。約3ヵ月の前期教育を終えて、第12期一般陸曹候補生課程244名と第11期自衛官候補生課程241名が卒業となった。今後彼女らは、各職種に分かれて後期教育に臨むこととなる。
同期との絆は一生のもの。
強く、明るく、麗しい女性自衛官を目指せ
卒業式では、女性自衛官教育隊隊長中川美佐1等陸佐が訓示として、「晴れて卒業の日を迎えた諸官を前にして、隊長として感無量である」と述べた上で、「課程教育の目的である自衛官として必要な基本的な技能・知識、任務に堪えうる体力を取得したものと認める」と前期教育課程からの卒業を認めた。また、3ヵ月間に亘り同期と寝食を共にし、厳しい訓練を通じて同期と相補いながら強い信頼関係を築き、組織として任務を遂行する大切さを学んだことと思うと語り、「新隊員教育期間における、強い信頼関係で結ばれた同期との絆は一生のもの。これからもその絆を深め、1人の自衛官として成長してほしい」と述べて同期との信頼関係を忘れることのないように求めた。さらに、「国を守るという崇高な職である自衛官の道を選択した入隊当初の高い志を忘れず、また陸上自衛隊の女性自衛官教育専門部隊である女性自衛官教育隊を卒業した誇りを胸に、強く、明るく、麗しい、国民の負託にこたえうる女性自衛官を目指し、引き続き努力してもらいたい。部隊等における今後の活躍に期待する」と語り、訓示とした。
※写真=約3ヵ月の教育を終え、精悍な顔を見せる女性自衛官たち
※写真=第12期一般陸曹候補生課程244名と第11期自衛官候補生課程241名が卒業した
※写真=訓示を行う女性自衛官教育隊隊長中川美佐1等陸佐
※写真=同じく訓示する東部方面混成団長の石丸威司1等陸佐
※写真=インタビューに応じて頂いた山本久代2等陸士