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ロッキードとMBDAがドイツのTLVSシステムに応札
パトリオット後継、世界初の統合防空ミサイル防衛システムに
ロッキード・マーティンとMBDAドイチュラントはこのほど、両社のコンソーシアムがドイツの将来統合防空ミサイル防衛システムTLVSの開発、試験、納入に関するドイツ国防省装備、情報、技術、運用支援連邦事務局(BAAINBw)の入札に応札したことを明らかにした。TLVS(ドイツ語で戦術航空防衛システムの略)はパトリオットの後継を目指し、世界でも初めての統合防空ミサイル防衛システム(IAMD)システムとして注目されているもの。
両社の提案は開発、統合、試験、納入の4フェーズのアプローチを取り、配備ユニットは以前開発が中断したMEADSプログラムを越えて、全て既知のシステムを組み合わせて、新しい能力と著しい性能向上をもたらすとしている。
※画像=TLVSのユニット。左より電源車、レーダー、射撃統制システム、発射機(提供:ロッキード・マーティン/MBDA)