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JAXA、鳥取空港でSOLWINが8月運用開始
空港低層の上下風をパイロットに提供
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と鳥取県は、来る8月1日から鳥取空港において、JAXAが開発した「低層風情報提供システム」Sodar-based Low-level Wind Information:SOLWIN)」の運用を開始することを決定した。
SOLWINは航空機の離着陸の安全性向上を目的として、JAXAとソニックがオープンラボ公募制度で共同開発した離着陸への影響が大きい空港低層の上下風情報を運航中のパイロットへ提供する世界初のシステム。大規模空港で運用中の空港風情報を提供するドップラー・ライダーに比べて、そのコストは1/4にまで大幅に削減することができ、大規模空港に設置されているドップラー・ライダーは設置することが困難な地方空港への展開が期待できるところ。
※写真=鳥取空港における実証実験(提供:JAXA)