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2019.07.04

WING

RAC、奨学金貸与の運航乗務員養成2期生を募集

将来のパイロット確保、離島路線維持が目的

 琉球エアコミューター(RAC)は7月1日、奨学金貸与のRAC運航乗務員候補者養成の第2期生を募集すると発表した。
これは、将来のRAC運航乗務員候補者養成施策として行われているもので、崇城大学との産学連携協定に基づき、パイロット志望の沖縄県所在の大学等の学生を選抜して、パイロット職として航空会社入社条件となる必要な資格取得の養成と奨学金の貸与を行っている。
 RACでは、今後のパイロットの確保は元々沖縄県出身者のパイロットが少ないこと、今後の少子化の進展も考慮すると、さらに厳しい状況が想定され、離島路線の維持が困難になることを危惧している。このため、将来にわたり離島航空路線を安定的に維持する施策として、2018年にこの制度を創設したところ。
 なお、奨学金の貸与はパイロット資格取得に必要な訓練費用等を対象としており、貸与を受けた学生が、パイロット資格を取得後にRACにパイロット職として入社して一定期間勤続した場合、全額返還を免除する制度となっている。