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2019.07.05

WING

ボーイング、6番目のエコデモンストレーターを今秋投入

デジタル情報共有やスマートキャビン技術など50項目実証

 ボーイングは7月1日(シアトル時間)、今秋にも6番目のエコデモンストレーターとして、777エコデモンストレーターによる様々な技術実証のための飛行試験をスタートする方針を発表した。デジタル情報の共有技術のほか、パイロットに気象状況による経路変更を自動的に提供するエレクトロ・フライト・バッグのアプリケーション、さらには温度や湿度のようなキャビンの状況を自動的に適切な状態に設定するスマートキャビン、そしてより多くの乗客に航空機の外側の情景を提供するカメラなど、計50項目にもおよぶ様々な技術を実証する。
 エコデモンストレーター・プログラムは産業界の複数のパートナーとのコラボレーションも展開しており、2019年には12社以上のパートナーがプログラムに参画。この中にはiCabinとして知られる将来のネットワーク化したキャビンのための接続規格(connectivity standard)を開発している産業コンソーシアムもひとつ含まれている。

 

※写真=今秋にも777エコデモンストレーターによる様々な技術実証のための飛行試験をスタートする方針だ(提供:ボーイング)