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イージス・アショア2式を1381億円余で米海軍省と契約
装備庁、人材育成関連も契約額17億円余のFMSで
防衛装備庁が最近公表した調達実績で、米海軍省と4月26日付で「陸上配備型イージス・システム」2式を1381億8265万1640円でFMS(有償援助)契約したことが明らかになった。同日付で「人材育成関連(FMS)(陸上配備型イージスシステム)」1式についても17億4178万8950円で米海軍と契約した。陸上自衛隊が運用することになる陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)の要員の派米訓練も今年度から始まることになる。
このFMS契約については、2019年1月29日付で米国務省が対日FMS可能性を承認しており、同日付で米国防安全協力庁が議会にこの旨を通知している。内訳としては、イージス・ウェポンシステム(AWS)2式、多用途シグナルプロセッサ(MMSP)2式、指揮統制プロセッサ(C2P)2式、その他関連装置をあわせて、2.15億ドルの見積もり額とされている。2019年度の防衛省支出官レートは1ドル=110円であるので、イージス・アショア2式の総額は約2365億円となり、防衛省の2019年度予算資料に記載されている1基当たりの取得経費1202億円とほぼ符合する。