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2019.07.09

WING

航空局、操縦士の乗務上限基準を見直し

勤務開始時刻、飛行回数に応じて細分化など

 航空局は去る7月5日、本邦航空運送事業者操縦士の乗務時間上限時間の見直しを行った。これまで現行基準を一律に定めてきたところだが、新たに乗務する時間帯や1日の飛行回数に応じた基準とした。さらに乗務前ブリーフィングや地上待機時間を考慮に加えた飛行勤務時間の上限基準を新設したほか、乗務間の定期的な休養時間についても明確化。これらの新基準は同日公布となったが、航空事業者にとって基準に適用する大幅なシステム改修などが必要になることも踏まえ、施行が今年10月1日として、猶予期間を12月31日までとした。
 乗務時間の上限については2人乗務の場合、現行で国内線8時間、国際線12時間と定めてきた。新基準では、国内・国際関係なく、勤務開始時刻が午前5時~午後16時59分の場合、1日の飛行回数が2回以下なら10時間、3回以上なら9時間を上限とする。勤務開始時刻が午後17時~午前4時59分の場合は、飛行回数が2回以下なら9時間、3回以上なら8時間を上限とする。さらに、3人乗務の場合は従来12時間超としてきたが、機内に適切な仮眠設備が備わっている状況で、上限15時間とした。