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ボーイング第2四半期、民間機納入は90機
MAX問題で引き渡し低迷、737はわずか24機に
ボーイングが7月9日(シカゴ現地時間)に発表した2019年第2四半期(4-6月)の機体引き渡し実績によれば、民間航空機部門の引き渡し数が、全体で90機に留まったことが明らかになった。1-6月でみると、民間航空機部門の引き渡し数は239機となっている。
ベストセラー機である737ファミリーのなかでも737MAXが運航停止中にあることから納入することができず、顧客に対する引き渡しのペースが著しく落ち込んでいる様相だ。1-6月の半年間における737ファミリーの引き渡し数は113機。737MAXのMCAS問題が顕在化する以前の第1四半期には89機を顧客に納入していることから、およそ25%まで737引き渡し数が落ちていることが分かる。