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レイセオン、世界初のAMRAAM-ERミサイル受注
カタールよりNASAM防空ミサイル防衛システムと同時に
レイセオンは7月10日、カタール国より約22億ドル相当の追加分の防空ミサイル防衛(AMD)システムを、2件の直接商業契約により受注したことを明らかにした。この中には輸出認証中のAMRAAM-ERミサイル(世界初受注)とNASAMS(National Advanced Surface-to-Air Missile System)地対空ミサイルシステムのセット、数量未公表の複数の「パトリオット」ミサイルファイアーユニットが含まれているという。これらは、カタール政府と米政府のより大きな武器売却合意の一部分で、全体では30億ドル相当に上る予想。
カタールは実戦実証済みのAMRAAM空対空ミサイルの派生型であるAMRAAM-ERを調達する最初の国である。また、レイセオンとノルウェーのコングスベルグが製造しているNASAMSを調達する国としては11番目となる。NASAMSはレイセオン製の「センチネル」レーダーを使用し、AMRAAM-ERを含む多様な迎撃ミサイルを発射することができる。
※写真=NASAMSの発射機から発射されるAMRAAM-ERミサイル(提供:レイセオン)