記事検索はこちらで→
2019.07.12

WING

関空と梅田を直結する「なにわ筋線」事業許可

31年春ごろ開業予定、大阪南北の交流拡大へ

 国土交通省鉄道局は去る7月10日、大阪中心部を南北に縦貫する「なにわ筋線」の鉄道事業許可を交付した。これは北梅田-JR難波・南海新今宮間で地下高速鉄道を整備する事業。開業予定が2031年春の予定で、関西国際空港と大阪都心の梅田駅を直結し、利便性を向上させる。JR東海道線支線および南海本線と接続させるため、新大阪と大阪南部地域とのアクセスを改善し、大阪北部と南部の交流促進が期待される。
 整備事業者は、第3種鉄道事業者の関西高速鉄道と、第2種鉄道事業者の西日本旅客鉄道および南海電気鉄道。鉄道の建設は長さ約7.2キロになり、新たに中之島駅(仮称)、西本町駅(仮称)、新難波駅(仮称)を整備する。事業費は合計で約3300億円として、今年度から事業を開始して2031年春には開業を予定している。

 

※図=なにわ筋線の概要(提供:国土交通省)