記事検索はこちらで→
2019.07.16

WING

レオナルド、ファルコEVO無人機が不法移民の監視で成果

Frontexの活動に協力、17時間超のミッションも実施

 

 レオナルドはこのほど、同社製ファルコEVO戦術遠隔操縦航空システムが、Frontex(欧州国境沿岸防衛庁)の活動の一環として、地中海での不法移民の監視を含む重要な役割を果たしたことを明らかにした。6月26日のミッションでは17時間21分の飛行を記録している。イタリア領ランペドゥーサ島から発進したファルコEVOは他のFrontex参加アセットとともに、犯罪捜査機関の手法を用いて、81人の不法移民が小舟に乗り移った「母船」のトロール船を識別した。不法移民の小舟への移乗後、ファルコEVOの搭載ペイロードが、イタリア当局の小舟を確保する執行任務完了まで、母船の監視を続けた。

 

※写真=ファルコEVO無人機。尾翼にFrontexのロゴが見える(提供:レオナルド)