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2019.07.19

WING

ノースロップ・グラマン、「ファイアーバード」を米民間2社から受注

有人/無人選択式長時間滞空の情報収集航空機

 ノースロップ・グラマンはこのほど、米国のテナックス・エアロスペース(Tenax Aerospace)およびグランドスカイ・デベロップメント(Grand Sky Development Company)の2社と「ファイアーバード」有人/無人選択式航空機の購入権契約に調印したことを明らかにした。
 「ファイアーバード」は多用途の情報収集・探査・偵察(ISR)航空システムであり、中高度での30時間以上の長時間滞空が可能としている。ノースロップ・グラマンでは7月19日から21日まで英国で開催されているロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(RIAT)にも「ファイアーバード」を出展して、欧州デビューを果たした。
 今回「ファイアーバード」を発注したうち「グランドスカイ」は米国で初めての商業無人飛行試験・訓練センターであり、ノースダコタ州グランドフォークスに所在し、ノースロップ・グラマンの同州での拠点のひとつともなっている。同社の社長は、エネルギー・インフラの監視や人道支援・災害救援などの任務でその長時間滞空性能が活かせることや、大規模な情報収集を手頃なコストで行える利点があると述べている。

 

※写真=無人モードで飛行する「ファイアーバード」(提供:ノースロップ・グラマン)

※写真=有人モードで飛行する「ファイアーバード」(提供:ノースロップ・グラマン)