ウイングトラベル
オーストリア航空、成田ーウィーン線再就航
週5便運航、年末までに5.7万人の利用見込む
オーストリア航空(AUA)は成田−ウィーン線の運航を5月15日から再開した。日本から欧州への渡航需要が回復したことを受けて再就航することとなった。今後はオーストリア国内への渡航需要を中心に東欧諸国への乗り継ぎ需要の取り込みを狙っていく。今回の運航再開により年末までに5万7000人の利用を見込んでいる。
AUAの成田線は欧州の政情不安を端緒とした需要の急減を受けて、2016年に運航を停止した。その後市場環境が大幅に改善。同路線再開に対する機運が高まったため、約2年ぶりの復活となった。
成田−ウィーン線は週5便の運航。機材は同社保有の中で最大となるボーイング777型機を使用する。また、今回の再就航にあわせてプレミアムエコノミークラスを新設したほか、機内食や機内エンターテイメントプログラムを充実させるなど、機内サービスの向上も図った。
同社はオーストリアへの訪問客にとどまらず、以遠需要の獲得も図っていく。特に日本人観光客からの人気が高いプラハ、ザグレブ、インスブルック、ミラノへの乗り継ぎ客獲得を狙っていきたいとしている。
※写真=約2年ぶりに成田空港を離陸したオーストリア航空のOS52便
※写真=再就航前に記念撮影を行うクルー