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ロールスロイス、南洋理工大と将来推進で協力拡大
追加70億投資、電機や製造技術、IoT分野で29プロジェクト
ロールス・ロイスとシンガポールの南洋理工大が、そのパートナーシップを拡大する。およそ70億ドルの追加投資を行い、将来航空機に適用する推進システムの技術開発を加速すべく、電気、製造技術、保守・材料、データ分析と複雑系システム、そしてIoTという5分野に焦点を当てつつ、29個のプロジェクトに取り組む。
両者が取り組みを進める29の新プロジェクトでは、インダストリー4.0などといった技術を活用。設計、製造、保守、サービス、運用を強化することができるデータを生み出すことを目指す。
ロールス・ロイスによると、設計のスペック、材料の品質や耐用性、環境状況など様々なデータをAIとデータサイエンスによって分析することで、航空機の性能や保守の必要性精度を高める。これにより設計・製造のプロセスの最適化や簡素化にも繋がり、最終製品の安全性や信頼性向上にも繋がるとの見方を示している。