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積水ハウス、ドローンやロボを戸建て定期点検に活用
点検作業の安定・高品質化、時間短縮効果も
積水ハウスが、ドローンやロボットを活用した戸建住宅の点検システム「スマートインスペクション」を開始する。定期点検時にドローンや床下点検ロボット、小屋裏点検ロボットを活用して高精細画像を取得。クラウド経由でオフィスサポートに待機している専門スタッフが不具合判定を行う。
積水ハウスによれば、今年8月1日から全国29事業所のカスタマーズセンターで順次スタートする。同社によれば、ドローンなどを活用したスマートインスペクションは、10年毎の定期点検に導入する方針で、ドローンやロボットを活用することで、従来機材では撮影することができなかった屋根上面など、10項目の点検において高精細な画像を取得することができるとしている。
取得した画像を専門スタッフが判定することで、点検作業の安定かつ高品質化することを目指す考えだ。
また、従来は2人で約2時間、のべ約4時間かかっていた点検時間を、1人で約1時間45分へと半分以下に短縮することができるとしている。顧客の家にスタッフが滞在する時間が短くなるとともに、点検が集中する日でもより多くの顧客に対応することが可能となるとしている。
※写真=積水ハウスがドローンやロボットを家の定期点検に利用。点検作業の効率化や高品質化などに繋げる狙いだ(提供:積水ハウス)