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湯浅陸幕長、ブラジル陸軍司令官を公式招待
ブラジル軍将官は初訪問、連携深化で一致
陸上幕僚監部では7月22日、ブラジル陸軍司令官のエジソン・レアウ・プジョウ大将が、湯浅悟郎陸上幕僚長の公式招待を受けて防衛省を訪問した。なお、レアウ・プジョウ大将は同日に岩屋毅防衛大臣、山崎幸二統合幕僚長にも表敬訪問している。
ブラジルとの防衛交流は、2016年2月に岩田清文陸上幕僚長(当時)が公式招待を受けてブラジルを訪問したことから始まり、2016年4月と2018年12月の陸幕とブラジル軍参謀本部の間での実務者交流、2018年7月の山本朋広防衛副大臣(当時)のブラジル訪問等を経て、今回ブラジル陸軍司令官を公式招待する運びとなった。ちなみに、ブラジル軍の将官が来日するのは、今回が初めてとなる。
栄誉礼・儀仗後の懇談では、湯浅陸幕長から遠方からの訪日の労をねぎらうとともに、日系ブラジル人も多く、南米地域において大国であるブラジルから、レアウ・プジョウ大将を招待できたのは本当に光栄であると述べた。
また湯浅陸幕長は、ブラジルの国連PKOにおける貢献や、国連PKO工兵マニュアルの改訂作業において、日本と協力しながら改訂作業を行ったことに触れつつ、「(日・ブラジル両国は)地球の反対側に位置しているが、最近の世界情勢では、1国で平和と安定は維持できない」、「多国間での協力が大事であり、貴国と連携して世界の平和と安定に寄与したいと考えている」として、ブラジルとの連携を深化してゆく考えを示した。
※写真=湯浅陸幕長はブラジル陸軍司令官のレアウ・プジョウ大将を公式招待し、表敬を受けた
※写真=懇談では、国連PKO工兵マニュアル改訂での協力等に触れつつ、両国の連携を深化することで一致した
※写真=栄誉礼・儀仗後の様子