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2019.07.26

WING

ボーイングCEO、737MAX生産一時停止も示唆

9月飛行再開見込むもタイムラインにより代替案検討

 ボーイングのデニス・ミューレンバーグ社長兼最高経営責任者(CEO)が7月24日(現地時間)、同日発表した決算に関するカンファレンスのなかで737MAXについて、同社が見込む9月の飛行再開スケジュールが仮に大きく後倒しされるようなことがあれば、一時的に生産を停止することもありえることを示唆した。
 ただ、それでも1日に1機以上の機体がワシントン州レントンにある最終組立工場からロールアウトする計算で、動画配信サイトなどで話題になっているように、既に従業員駐車場に顧客への納入を待つ737MAXが、所狭しと並んでいる様相だ。
 737MAXは最大で月産57機もの生産レートに達していたが、MCASソフトウェアアップデートの認証作業に時間を要していることもあって、顧客に機体を引き渡すことができない状態が続いている。今年4月から月産42機に生産ペースを落としている。

 

※写真=ミューレンバーグCEOは飛行再開がずれ込めば737MAXの一時的な生産停止を示唆