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ロッキード、E-2D用APY-9レーダーを追加受注
ノースロップより24台、6億ドルで、2025年までに納入
ロッキード・マーティンのレーダー・センサ市場セグメントは7月25日、ノースロップ・グラマンよりE-2Dアドバンスト・ホークアイ早期警戒機向けに24台のAPY-9レーダーを、6億ドルの多年度契約で受注したことを明らかにした。APY-9の現行生産契約は2020年で完了予定のため、新たな5ヵ年生産契約が、2021年から2025年までの納入期間で結ばれたもの。
今回の追加契約分では、ロッキード・マーティン製の新型先進レーダー・プロセッサが含まれている。
APY-9レーダーはUHF帯の捜索レーダーであり、機械走査と電子走査の機能を併せ持つ。特に沿岸域と陸地上で、より遠方より、より小さな目標を探知できるよう設計されている。
なお、APY-9の製造作業はロッキードのニューヨーク州シラキュース、オウェゴ、フロリダ州のクリアウォーターの施設で行われる。
※写真=E-2Dアドバンスト・ホークアイ。背中に背負うのが円盤型のレドームに納められたAPY-9レーダー(提供:米海軍)