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アリアンスペース、8月6日に次のアリアン5打上げへ
インテルサット39とEDRS-Cの2機の衛星搭載
アリアンスペースは8月7日早朝(日本時間)にインテルサット39号および欧州データ中継衛星EDRS-Cの2機の静止通信衛星を搭載するアリアン5ロケットを打上げる予定だ。7月29日現在では両衛星は既に複数衛星打上げシステムに組み込まれ、衛星フェアリングに収められ、ロケット先端への取り付けを待つ状態にある。
インテルサット39号は東経62度に静止予定で、広帯域ネットワーキング、映像送信、政府顧客向けのCバンド、Kuバンド無線中継器を搭載、可動スポットビームを持ち、航空、海上、移動通信接続も行う。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、中東、インド洋地域の広範な通信需要に対応する。製造は米マクサー・テクノロジーズ社。
※写真=ギアナ宇宙センターで2段構造の衛星フェアリングに2機の衛星が組み込まれた(提供:アリアンスペース)
※画像=インテルサット39の軌道上想像図。非常に大型の通信衛星だ(提供:アリアンスペース)
※画像=スペースデータハイウェイの模式図。2機のEDRS衛星と低軌道衛星、航空機をレーザー光通信で結ぶ様子(提供:ESA)