エアアジアCEO「訪日外客7000万人まで伸ばせる」

「重要市場の1つ」日本向け事業の拡大に意欲

　エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEOは楽天がパシフィコ横浜で開催しているイベント「Rakuten Optimism（楽天オプティミズム）」に参加し、日本の観光マーケットについて「非常に魅力的な市場であり、われわれの事業にとっても重要な場所だと思っている」と述べた上で「訪日外国人旅行者は将来的に6000万人から7000万人まで伸ばすことは可能である」という見通しを示した。そうした中で「現在は東南アジアから約100万人を日本に送客しているが、今後も日本向けの事業をどんどん広げていき、送客数を拡大していきたい」と述べ、日本路線の拡充に意欲を見せた。
　フェルナンデスCEOは楽天オプティミズム内で行われた「ワールド・ビジョナリー・カンファレンス」で楽天の三木谷浩史会長兼社長と対談を行った。
　フェルナンデスCEOは日本について「他の国にはない文化や食、歴史があり非常に魅力的なデスティネーションであると思っている。外国人の多くは日本を訪れてみたいと考えているはずだ」と述べた。さらに「現在は東京や大阪への訪問が中心となっているが、まだまだ訪れるべき場所はたくさんある。そうした場所に東南アジアからもっと多くの人たちに行ってもらいたい」と強調した。

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※写真＝エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEO

※写真＝楽天の三木谷浩史会長兼社長

※写真＝「Rakuten Optimism」で行われた対談の模様