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2019.08.07

ウイングトラベル

マカオ政府観光局、修学旅行セミナー開催

治安・体験・交流・学習など最適な目的地

 マカオ政府観光局は8月6日、都内で「マカオ修学旅行セミナー」を開催し、多くの学校関係者が参加した。当日は修学旅行の目的地としてのマカオの魅力と課題が、現地実踏視察をもとに紹介された。
 日本修学旅行協会の竹内秀一理事長が「東西文化が融合する都市マカオの印象」と題して、マカオの実踏視察の内容を講演した。
 竹内理事長は、「修学旅行には乗り越えなければならない壁がある」と指摘。第1に「安心・安全、治安状況や対日感情、感染症」などをクリアしなければ「保護者の納得は得られない」と強調した。
 第2に、旅行費用と往復の所要時間が公立高校は自治体によって上限が決められている。これが東京都は見直し、来年度から費用の上限が9万5000円から11万5000円(燃油サーチャージなど諸税含まず)、所要時間が96時間から120時間に緩和され、実質3泊から4泊の旅行が可能になる。

 竹内日本修学旅行協理事長が実踏視察講演
 「イメージ変わった。先生方も感動した」

 

 総括として同理事長は、「今回マカオを実踏調査してマカオのイメージが大きく変わった。マカオに行けば、南蛮貿易を中心とした中世日本史を学ぶことができる。同行の先生方もフランシスコ・ザビエルの遺骨の納められた聖ヨセフ聖堂に感動していた。ぜひ海外修学旅行の目的地として検討してほしい」と推薦した。

 

 榊原日本代表「多彩な学びのテーマがある」
 日本とマカオの歴史、治安の安定も強調

 これを受けて、マカオ政府観光局の榊原史博日本代表は、「マカオのイメージは誤解がある。マカオはIRの先進地」と述べ、カジノがその一部であることを改めて強調した。
 その上で、同代表はマカオの利点として、距離が近く、週末を除けば安価で、大型の宿泊施設があり、把握しやすい面積で、長い歴史の海外交流をあることを挙げた。

※写真=マカオ修学旅行セミナーの模様

 

※写真=日本修学旅行協会の竹内秀一理事長

 

※写真=マカオ政府観光局の榊原史博日本代表