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陸幕、「オリエント・シールド19」の概要発表
指揮機関訓練や共同射撃・対艦戦闘等を実施
陸上幕僚監部は8月8日、2019年(令和元年)度の国内における米陸軍との実動訓練「オリエント・シールド19」の概要を発表した。
「オリエント・シールド19」は8月26日から9月23日までの間、西部方面総監の本松敬史陸将と在日米陸軍司令官のヴィエット X.ルオン少将を担任官として、西部方面隊管内の各駐屯地および演習場で行う。
陸上自衛隊からは、第4師団第16普通科連隊、第2高射特科団、西部方面特科隊等の人員約950名が参加し、米陸軍からは第33歩兵旅団戦闘団第2-106騎兵大隊の、第17砲兵旅団、在日米陸軍航空大隊、第1-1防空砲兵大隊等の人員約950名が参加することになっている。主要装備品としては、陸自は03式中距離地対空誘導弾、多連装ロケットシステム、12式地対艦誘導弾、対戦車ヘリコプターAH-1S等を、米陸軍は高機動ロケット砲システム(HIMARS)、多用途ヘリコプターUH-60等を使用するとのこと。
陸幕は今回の演習について、米陸軍のマルチ・ドメイン・タスク・フォース(MDTF)と連携した領域横断作戦に必要な能力の獲得・強化のために行うとしており、指揮機関訓練を実施するとともに、共同射撃、共同対艦戦闘等を演練することで共同対処能力を向上させる考えだ。