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2019.08.19

ウイングトラベル

藤田観光中間期、売上高前年並み、予想下回る

価格競争激化、国際情勢勘案し通期予想も修正

 藤田観光が発表した2019年12月期の第2四半期(1-6月)連結決算は、売上高が前年並みの336億500万円に留まり、営業損失は1億5300万円、経常損失は6400万円、中間純損失は1億3100万円に拡大した。
 当初見込みを下回った理由について同社では、WHG事業は一部エリアで競合ホテルの相次ぐ開業に伴う価格競争の影響で客室単価の伸び率が鈍化し減収(前回予想比約3億円減)、ラグジュアリー&バンケット事業は婚礼件数や人員の減少トレンドが継続して減収(同比約3億円減)となり、連結全体で当初見込みより約6億円の減収となった。ただ、費用面では、新規開業ホテルにかかる費用等が一部下期に繰り延べとなったことなどから、当初見込みに比べると減益幅が減った。