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2019.08.20

WING

稚内空港旅客数、30年後に30万人に

内際同時受け入れ可能なPTBに建て替え

 北海道7空港を一体運営する北海道エアポートターミナルが計画している稚内空港の将来計画では、30年後の2049年度には旅客数目標値として30万人を目指す。2017年度時点の同空港の旅客数は約20万人。これを国内線で27万人(17年現在:20万人)、国際線3万人(同:0万人)へと拡大することを目指す。ちなみに、路線ネットワークは現在の新千歳、羽田線に加えてあらたに関西方面と接続することで国内3路線(同:2路線)を、そして現在未就航の国際線は台北線を想定して1路線(同:0路線)を開設することを目指す。さらに、チャーター便として東北・首都圏・関西・九州、国際線で東アジア首都など、25路線を開設することを狙う。
 同空港に対する設備投資計画では、30年間で約137億円の投資を行う計画だ。運営開始当初の5年程度で30年間の成長期晩を構築する。
 具体的には旅客ビルを建て替えることで、国内線、国際線を同時に2便受け入れることを実現し、夏季の旺盛な需要に対応。加えて、除雪効果の高い大型車両を導入するほか、気象レーダーを譲り受けることで就航率向上を図る。その他にも、24時間利用可能な駐車場やトイレを整備するほか、観光客の立ち寄りや周辺住民が利用できる道の駅機能を整備。航空機が間近に見えるイベント広場を設けることで、賑わいを創出する。

 

※画像=稚内空港の30年後のイメージ(出典:北海道エアポートターミナル資料)