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ノースロップ、次世代レーダー・アンテナの開発受注
用途に合わせ基本ブロック組合わせ、アンテナを構成
ノースロップ・グラマンは8月7日、米陸軍より次世代戦術レーダー・アンテナの開発のための契約を受注した。これは、RAPTR(Re-scalable Aperture for Precision Targeting Radar)と呼ばれるプロジェクトで、精密照準レーダーのための開口再構成、つまり小さなレーダー・ビルディング・ブロック(アンテナ基本ブロック)を複数個組合わせて、ミッションや搭載プラットフォームによる電波到達距離やアンテナサイズの要求に最適化したアンテナを実現しようとするものである。
このアンテナを適用しようとするレーダーは、戦術的な捜索レーダー、精密照準レーダーであり、そのシステムは合成開口レーダーおよび陸上移動目標表示装置を含む多様なレーダー・モードで運用される。
※写真=RAPTRの共通ビルディング・ブロック。2個のアンテナ素子(手前)と上面、側面の結合用コネクターがわかる。次世代スケーラブル・レーダー・アンテナの基本要素となる(提供:ノースロップ・グラマン)