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釧路空港、道東周遊ゲートウェイで旅客数162万人計画
30年後に国内7路線・国際4路線就航目指す
北海道エアターミナルがこのほど明らかにした、一体運営する北海道7空港の将来計画のうち釧路空港については、30年後の2049年度の旅客数を162万人とする計画だ。2017年度現在、同空港の旅客数は75万人。これを国内線140万人(17年度:75万人)、国際線22万人(同:0万人)とすることを目指す。地域と連携した釧路・阿寒のアドベンチャーツーリズムを採り入れた体験観光を推進していくほか、道東周遊のゲートウェイとして路線ネットワークの充実・強化を図る方針だ。
釧路空港の路線は現在、国内線が丘珠・新千歳、羽田、関西の4路線。これをLCC路線を拡充するなどして、仙台、成田、中部空港と新たに接続し計7路線にすることを目指す。一方、現在未就航の国際線については、ソウル、上海、香港、そして台北線の4路線を開設したい狙いで、路線誘致を展開する。
30年総額で224億円の設備投資
国際出発・到着同時受入可能な専用設備に
北海道エアターミナルが明らかにした設備投資計画によれば、30年間で総額約224億円もの投資を行う計画だ。運営開始当初の5年間で30年間の成長基盤を構築することを目指す。
具体的には、まずは運営開始一年以内に、駐車場容量の拡大を先行的に実施する。その後、国際線出発・到着便の同時受け入れが可能な専用施設を整備して、同空港の成長基盤とする。さらに、国内線保安検査場も拡張することを視野に入れている。
※画像=釧路空港の30年後のイメージ(出典:北海道エアポートターミナル資料)