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2019.08.27

ウイングトラベル

関西インバウンド、7月15.7%増と二桁増

8月は韓国減も中国・東南アジア押上げ期待

 大阪観光局の溝畑宏理事長は定例記者会見で、関西国際空港からのインバウンド旅行客数は、4月〜6月累計で前年同期比9.4%増の228万5000人、直近の7月は15.7%増の76万6000人に達し、全国平均の5.6%増を大きく上回っていることを明らかにした。
 しかし、日本が韓国に対して「ホワイト国(輸出管理の優遇対象国)」を通告し、韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了や訪日旅行のキャンセルを含む日本製品の不買運動が起きたことで、韓国から関西方面への渡航者減が心配されるとした。関西空港発着の韓国便は10月以降、全322便のうち27%が運休することが決定している。
 溝畑理事長によると、最近のマーケット動向を在阪の韓国人旅行を手配しているランドオペレーターにヒアリングしたところ、団体旅行は会社によってばらつきがあるものの、8月以降20%から80%減となっている。また、宿泊関係も8月以降は取り消しの増加、新規受注の減少が起きている。

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※写真=記者会見する溝畑宏大阪観光局理事長

 

※表=来阪観光客の推移(大阪観光局提供)