ウイングトラベル
HIS第3四半期決算、旅行事業好調で増収増益
ハウステンボス事業、訪日客減で減収減益
エイチ・アイ・エス(HIS)が8月28日に発表した2019年10月期第3四半期連結決算(2018年11月〜19年7月)は売上高が前年同期比12.4%増の5737億1700万円、営業利益が18.1%増の113億4800万円、経常利益が8.7%増の112億6800円、四半期純利益は44.0%増の64億9500万円となった。ハウステンボスグループの業績は減収減益だったものの、主力の旅行事業やホテル事業が堅調に推移したことから増収増益となった。
セグメントごとの状況を見ると、旅行事業はグアムや韓国などの主力方面が好調だったことや、エア+ホテルのオンライン販売が好調に推移。また、海外での旅行事業においても連結対象子会社の業績が好調に推移したことで、売上高が12.6%増の5122億7500万円、営業利益は57.3%増の81億6700万円となった。
ハウステンボスグループはは早割やバースデー特典など制度の拡充を図ったものの、訪日観光客の減少などが響き入場者数は5.4%減の190万9000人となった。また、場内メンテナンス経費が上昇したことにより、売上高は7.0%減の201億9200万円、営業利益は25.7%減の37億1700万円となった。