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2018.05.22

WING

JAL、成田で農業事業進出「JAL Agriport」設立

和郷と共同出資、観光農園・ブランド開発など

 日本航空(JAL)は5月21日、千葉県香取市の株式会社和郷との共同出資により、農業事業を実施する「JAL Agriport」の設立を発表した。設立会社では新たなサービスとして、成田市で観光農園の運営や、プライベートブランド商品の販売などを行う。資本金は1億円で、代表取締役にはJAL出向者で同市出身の鎌形晶夫氏が務める。
 JAL Agriportは、JALが本格進出した農業事業で「インバウンド」、「観光」、「農業の6次産業化」など、日本の重要課題に取り組む。栽培した農作物の収穫体験や食事を楽しめる体験型農園施設を開園して、近隣住民をはじめ、訪日外国人のアクティビティとして、集客を見込む。さらに、県内各地で栽培した農産品をプライベートブランド商品として開発・販売するとして、県農産品の販促に貢献する。また将来的には、成田市が空港に隣接して整備を予定する新生成田市場との連携を視野に入れる。地域の農産品を世界へ発信する。