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エアバス、英国防省とカナダ将来戦闘機計画から撤退
「タイフーン カナダ」キャンペーンが終了
エアバスと英国防省は8月30日(オタワ現地時間)、カナダ政府に対して、カナダの将来戦闘機プロジェクトから撤退することを伝えたことを発表した。エアバスによれば、今年7月23日にカナダ政府(公共事業・調達省)が発出した提案要求書(RFP)を検証した結果、撤退することを決めたという。
主な撤退理由としては、カナダとアメリカが共同運用している北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)セキュリティー要件を満たすために多大なコストをかけなければならないこと。さらには昨今実施された産業技術的便益(ITB)義務の改訂は、「Typhoon Canada」パッケージが十分に評価されていないことなどを挙げた。