WING
ロッキード、米陸軍から極超音速兵器の開発契約受注
地上発射の試作機を2023年までに製作へ
ロッキード・マーティンは8月30日、米陸軍から3億4700万ドルに上る陸軍向け長射程精密攻撃ミサイルの基となる極超音速兵器の開発契約の一部を受注したことを明かした。受注したのは8月29日のこと。この長射程極超音速兵器(LRHW)のシステム統合プログラムの主契約者としてロッキードの主導するチームは、地上配備極超音速攻撃兵器の原型を、陸軍迅速能力・重要技術室の陸軍極超音速プロジェクト室とともに開発・統合する。LRHWシステムの試作機は2023年までに兵士に新たな戦闘能力を提供することになるという。
このチームにはロッキードの他、Dynetics Technical Solutions(DTS)社、Integration Innovation Inc.(i3)社、Verity Integrated Systems社、Martinez&Turek社、Penta Research社の各社が参加している。
基盤となる共通極超音速滑空体の試作にも参加
DTS社が陸軍から受注、協力して長射程極超音速能力開発
※画像=National hypersonic strike glide vehicle(極超音速攻撃滑空機)の想像図(提供:ロッキード・マーティン)