ANA・PLAYERS、「&HAND」の実証実験を羽田で実施

空港における助け合いの必要性・可能性等検証

　全日本空輸（ANA）と一般社団法人PLAYERSは9月5日、チャットボット「&HAND」の実証実験を、9月5・6日に羽田空港で行うと発表した。
　「&HAND」は、PLAYERSが開発したサポートを必要とする人とボランティアをマッチングし、両者の具体的な行動を後押しするチャットボット。サポートが必要な人が、発信機内蔵の「&HANDデバイス」を使いサポートを求めると、「LINE」を通じて登録しているボランティア（サポーター）にサポートを求めることができるというもので、これまでに鉄道事業者や通信事業者と連携して、駅構内や車両内での実証実験を行っている。
　今回の実証実験では、羽田空港第2旅客ターミナル1階到着ロビーに設置した「&HAND」端末を使用する。この「&HAND」端末は、不特定多数の人が利用する空港という環境に特化するよう新たに開発したもので、空港内で問い合わせ内容の多い「乗り換え案内」や「手荷物運搬の手伝い」、「困りごと全般へのサポート」の3つのボタンを備えている。サポートを必要とする人は、この端末上で必要とするサポート内容を選択するだけで、近くのサポーターの「LINE」上に知らせが届く様になっているため、自ら声かけをする必要なく、サポーターから手助けを受けることができるという仕組みだ。なお、今回のサポーターは、事前に登録を行ったANAグループ社員のボランティアが行うとのこと。

※写真＝ANAとPLAYERSは、ボランティアのマッチングする「&HAND」の実証実験を羽田で実施する（提供：ANA）

※写真＝実証実験の流れ（提供：ANA）