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2019.09.05

WING

ピーチ、エアポート・ムービングマップを本邦航空会社初採用

自機位置把握機能も、EFBの追加機能で採用

 ピーチ・アビエーションは航空機の安全運航をサポートするシステム「Airport Moving Map(AMM)」および「自機位置表示機能」を、本邦航空会社として初めて採用したことを発表した。既に8月から運用を開始している。
 ピーチ・アビエーションが採用したAMMは、運航乗務員が使用する電子マニュアル「エレクトロニック・フライト・バッグ(EFB)」に新たな機能として追加して使用するもの。AMMは、空港の駐機場、誘導路などの詳細を把握できる機能とのことで、これに自機位置表示機能を加えることで、大規模な空港においても、タブレット端末上の航空図で自機の位置を把握することが可能となるという。
 ピーチ・アビエーションでは去る2017年6月に、運航乗務員が使用する紙マニュアル類を廃止し、タブレット端末に移行。タブレット端末を用いることで、運航乗務員にマニュアルの変更を迅速に周知することができるほか、離発着時の機体性能を即座に計算することが可能となり、運航効率の最適化を実現した。