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陸自RDEC、第9施設群の隊員らが湯浅陸幕長に帰国報告
外国人を教え、育てるという貴重な体験を得る
陸上幕僚監部では9月4日、国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC:The UN Project for Rapid Deployment of Enabling Capabilities)に参加した第5施設団第9施設群を基幹とする教官団が、湯浅悟郎陸上幕僚長に対し帰国報告を行った。
9回目のRDECとなった今回は、陸上自衛官23名とPKO事務局の文官1名の計24名が教官団として5月23日に出国。6月3日から8月23日までの間、ケニア共和国において、ウガンダ国軍の工兵要員を訓練生として重機の操作や整備の教育訓練に従事し、8月28日に帰国した。期間中は訓練生に対し、初級訓練としてロードローラーやバゲッドローダー、中型ドーザーを、中級訓練としてグレーダーや油圧ショベルを教材として、機材操作や整備を教育したとのことだ。
帰国報告は防衛省本省内で行われ、教官団長の宮本健2等陸佐が湯浅陸幕長に対し、任務終了につき帰国したことを報告。その後の懇談では、湯浅陸幕長は隊員の体調を気遣うとともに、「元気に帰ってきて何より」とその労をねぎらった。
※写真=9回目のRDEC派遣を終え、湯浅陸幕長に帰国報告を行った
※写真=懇談の様子。写真左側が帰国した陸自教官団、写真右側のスーツの男性は一緒に派遣されたPKO事務局の連絡調整員
※写真=懇談は派遣中のエピソードや宮本健2等陸佐のスワヒリ語披露等で、終始和やかに進んだ
※写真=教官団の腕には自分たちで作ったという記念バッジが輝く