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2019.09.05

ウイングトラベル

トラベル懇話会通常総会、原優二会長が再任

「海外旅行から観光市場を盛り上げる」

 トラベル懇話会は9月4日、東京・有楽町の帝国ホテルで、第41期通常総会並びに懇親会を開催し、昨年就任した原優二会長(風の旅行社社長)を再任するとともに、41期2018年度事業報告、42期2019年度事業計画を承認した。2年めを迎えた原会長は、旅行業は韓国、香港などの政治情勢、災害などのリスクの影響を受け、解除権や計画運休における保険の問題などを懇話会で自由闊達に議論し、海外旅行から観光市場を盛り上げていきたい」と呼びかけた。

 

※写真=原会長を中心にトラベル懇話会役員

 

※写真=原優二トラベル懇話会会長

 加藤観光庁審議官、イン・アウトとも成長
 「観光産業を日本の中核産業、基幹産業に」

 来賓として登壇した加藤進審議官は、観光庁が発足してから10年が経過し、「インバウンド、アウトバウンドともに伸びており、国際観光旅行市場全体が成長している。これを国の成長、地域活性化に結びつけることが課題」と指摘した。そのために、「観光産業を日本の中核産業、基幹産業に成長することに取り組んでいきたい」と語った。

 

※写真=加藤進観光庁審議官

 

 志村JATA理事長「観光が外交の一翼担う」
 世界が日本のアウトバウンド拡大を期待

 これを受けて、志村格JATA理事長が乾杯の挨拶に立ち、「「観光が外交の一翼を担っているという自負がある」と明言。日本とロシア、日本と中国などの2国間協議や多国間協議でも観光協力が成果を上げている。中央アジアやアフリカなどでも青少年交流、学生交流などで、日本のアウトバウンド誘致に期待が寄せられていることを紹介した。

 

※志村格JATA理事長

 

 42期事業計画 正会員拡大、自力広報充実

 トラベル懇話会では、今期の基本方針として、会員拡大をめざし、会員相互の懇話の機会を設け、自力広報の充実を図ることとしている。正会員は128名を140名に拡大することを目標としている。