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2019.09.06

WING

スター精密、スイス型自動旋盤の新製品を来年4月販売

航空機産業などターゲットに、正面背面同時加工で加工短縮

 スター精密は、スイス型自動旋盤の新製品「SX-38」の販売を来年4月から開始する。同社によれば、この「SX-38」は最大加工径φ38mmとのこと。既存の大径高機能モデルSV-38Rの後継モデルとして、航空機や医療、自動車関連産業を主要ターゲットとして、世界市場に売り込みを図る方針だ。
 同社が開発した「SX-38」は、正面加工用として手前側に工具取付面10面のタレット型刃物台、奥側には工具旋回制御軸(B軸)付きの4軸対向型ミリングユニットを標準装備したクシ刃型刃物台を搭載する。
 正面加工では、タレット型刃物台とクシ刃型刃物台の同時加工によって、正面加工時間の短縮を図ることが可能だ。一方、背面加工には背面専用のY軸制御付き8軸型ユニットを搭載。正面加工と背面加工の最適な工程分割により、正面/背面の同時加工による加工時間の短縮を図ることができるようにした。

 

※写真=スター精密が販売を開始する「SX-38」(提供:スター精密)