レイセオン、EA-18G用新電子戦ポッドを公表

　レイセオンは9月6日、EA-18Gグローラー電子攻撃機に搭載した次世代中帯域電波妨害装置（NGJ-MB）の画像を初公開した。NGJ-MBは高容量、高出力航空機搭載電子攻撃システムであり、空軍が脅威のレーダーと通信装置を使用不能または能力低減、妨害することで防御するものだ。
　レイセオンでは地上試験および航空機統合試験を始めるため、去る7月に米海軍に最初のNGJ-MBポッドを納入している。運用システム試験および能力認証のための15個の試作ポッドと、耐空性認証のための14個の空力ポッドを納入する予定。

※写真=EA-18Gに搭載されたNGJ-MBポッド（中央）。右側は対レーダーミサイル、左側は増加燃料タンク（提供：レイセオン）