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搭乗前検査、上着や靴検査などを強化へ
上着検査を国内線でも、くるぶし隠れる靴は全検査
航空局は9月6日、航空機に対するテロ対策の一環として、搭乗前の上着検査や靴検査、さらには爆発物検査を強化することを発表した。例えば、上着検査は国際線に加えて国内線でもコート、ジャケットなどの上着X線検査を行う。さらに、国際線・国内線ともに安全靴、厚底靴、ブーツ、くるぶしを覆う靴は全てX線検査を通すことになるほか、無作為の旅客を対象とした爆発物検査も強化する。こうした保安検査の強化は来る9月13日から恒久的に実施する方針だ。
まもなくラグビーワールドカップ大会が開催するほか、来年には東京オリンピック・パラリンピック大会の開催が控えている。そうしたなか、航空局はテロに強い空港を目指し、先進的な保安機器の導入など、保安検査体制の高度化を図っているところ。
そこで上着や靴の検査に加えて、凶器や爆発物検査も強化する。無作為に検査員が旅客の身体に触れて行う検査に加え、検査紙で身体に触れる検査も新たに実施する。
ラグビーワールドカップ、ドローン機内持ち込み禁止
また、ラグビーワールドカップ開催期間中は、ドローンを客室内に持込むことを禁止する。ただし、預け入れ手荷物としては持ち込めるとのことで、搭乗前に航空会社カウンタ-で預けることを呼びかけている。ちなみにドローンの機内持ち込みの禁止措置は、来る9月13日から11月5日まで。
※写真=航空局は各種国際イベントに向け、保安検査を強化することを発表した(提供:国土交通省航空局)