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防衛省、在沖米海兵隊グアム移転予算に約213億円
隊舎工事と施設設計費で、米側は約2.55億ドル
防衛省は9月9日、在沖縄米海兵隊のグアム移転事業に関する予算措置として、2019(令和元)年度には約213億円としたことを発表した。その内訳は、フィネガヤン地区の下士官用隊舎の工事費として約198億円とし、同じフィネガヤン地区の施設管理・整備場、教育センター、屋外運動場の設計費として約15億円としたもの。
一方で、米側の予算措置状況は、2020米会計年度(案)として約2.55億ドルとした。そのうちフィネガヤン地区下士官用隊舎の工事費として約1.64億ドルとして、アンダーセン空軍基地北西部地区機関銃射撃場の第2段階工事費として約0.91億ドルとした。
このグアム移転事業について、日本側の状況を見ると、2009(平成21)年度以降合計で約2085億円の資金を米側へ提供した。去年度は約584億円と年度最高額で、フィネガヤン地区の下士官用隊舎3棟の工事費で399億円、基地管理庁舎工事費で約90億円、アプラ地区乗船施設の設計費・工事費で約82億円だったほか、フィネガヤン地区士官様態者設計費として約13億円を計上した。
※図=在沖米海兵隊のグアム移転概要(提供:防衛省)