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2019.09.10

WING

UAE宇宙飛行士、「きぼう」で教育プロジェクト

船内ドローンInt-Ball用い宇宙機姿勢制御原理説明

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月6日、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(MBRSC)との間で、UAE宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)初搭乗の際に、JAXAの国際宇宙ステーション・きぼう船内ドローン(Int-Ball)を用いた教育プロジェクトを共同で実施することを発表した。
 このプロジェクトは、今年9月25日からISSに滞在予定のUAE宇宙飛行士が、9月30日に「きぼう」において、Int-Ballを使って宇宙機の姿勢制御の原理を説明する教育ミッションを行うという試み。宇宙技術分野の人材育成のためにリアルタイムで国内外に向けてインターネットで配信する。さらに当日はJAXA筑波宇宙センターの管制室において、UAEの学生が軌道上のUAE宇宙飛行士と質疑応答を行う。

 

※写真=ISSに初搭乗するUAE宇宙飛行士が「きぼう」内で船内ドローンを使った教育プログラムを実施する(提供:MBRSC)