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台風15号で成田空港に約1万3300人が滞留
多言語情報提供など対応、羽田滞留は約380人
台風15号は9月8・9日に関東地方を直撃して、かつてない暴風雨によって各地で被害をもたらした。日本の玄関口である成田空港では、公共交通機関が機能せず、滞留者が発生。10日03時20分時点で約1万3300人がターミナルに残り、一夜を明かした。
成田国際空港会社(NAA)では、外国人の滞留者のため、デジタルサイネージや館内放送で、交通情報などを多言語で提供した。館内放送は10分に1回程度、3ヵ国語(日英中)で放送。デジタルサイネージではさらにハングル語を加えて情報提供を行ったほか、第1・2ターミナルでは約280台の携帯電話充電スペースを提供した。
さらに交通確保のため、ターミナル連絡バスを25時まで延長し、タクシーの手配などを実施。また滞留者へ水やクラッカーの配布も行った。
一方の羽田空港では、8・9日に発生した滞留者は国内線ターミナルで約380人だった。8日深夜まで公共交通機関が機能したため、取り残された人は少なかった。滞留者は、交通機関が終了した後に航空機が到着。ターミナル内に残されたかたちだ。日本空港ビルデングでは、水や毛布の配布などを行って対応した。